ジャグラコンテスト第2回InDesign 第1次審査概況報告

1. 応募者概況

総応募者数 214名(54社)
課題提出数 205件(未完成含む)

2. コンテスト総合結果

参加者(214名)の点数集計結果は、下記の通りです。(単位=点)
提出者総数:205名、未提出者:9名

ジャグラコンテスト第2回
InDesign
問1〜問5の合計点 InDesign技能 印刷技能 必須技能
満点 最高点 平均点 満点 最高点 平均点 満点 最高点 平均点 満点 最高点 平均点
200 180 115 129 117 79 39 39 24 103 101 71
  • その他、共通要素としてファイル名規則7 点満点、加点要素としてコンセプト文25 点満点が採点項目に含まれます。
  • 必須技能の点数は、InDesign 技能・印刷技能の全採点項目のうち、当コンテストが「オペレーターとして習得が必須である」と定めた採点項目の点数のみを抜き出した数字です。

3. 評価用課題概要

ジャグラコンテスト第1回InDesignでは、JaGra機関誌「グラフィックサービス」を模した定期刊行物を想定した課題を提示しましたが、第2回となる今回は、多彩なInDesign技能のうち、印刷物種別を5種用意し、それぞれの課題において、InDesign機能の知識、操作スキル、運用スキル、印刷知識を問う内容を提示しました。各問の内容は下表の通りです。

No. 問題 採点の観点 実務における主な判断項目
1 縦組み小冊子の制作
(1C・四六判・中綴じ)
1Cの四六判中綴じ小冊子(シリーズもの)を新規に制作する問題です。印刷に適したデータ制作ができているか、シリーズ性を考慮したデータ設計ができているか、目次・扉・本文の基本設計、文字組版機能の活用、表組みデータ制作スキル、入稿用PDFやInDesign一式のデータを用意することができるかを採点しました。
  • InDesign基本機能の習得度
  • シリーズデータ(定型)制作技能
  • 組版中心のページ物制作技能
  • 縦組み組版知識と技能
  • 印刷物データ制作技能
2 横組みマニュアルの
見開きデザイン制作
(4C・B5判・見開き)
指定紙に基づいて、4CのB5判横組みマニュアルデータを制作する問題です。テンプレート(ひな形)データの制作ができているか、可読性を考慮した横組み組版データの制作、表組み・図版・画像などのパーツ処理ができているかを採点しました。
  • InDesign基本機能の習得度
  • シリーズデータ(定型)制作技能
  • グラフィックの多いマニュアル制作
  • 可読性を考慮した横組みデータ制作
  • 印刷物データ制作技能
3 リーフレットの制作
(4C・A4判・外三つ折り)
指定紙に基づいて、4Cのリーフレットデータ(季刊発行)を制作する問題です。Illustratorで制作することが多い外3つ折(Z折)リーフレットを、敢えてInDesignで制作する課題とし、変則的な制作物への対応、日頃使用しない機能の修得度、季刊発行に際して、以降の案件制作時への配慮、PDF/X-4入稿についての知識を採点しました。
  • InDesign基本機能の習得度
  • シリーズデータ(定型)制作技能
  • 変則的なページレイアウト技能
  • 効果・グラフィック機能の活用
  • 印刷物データ制作技能
4 2色刷りデータのデータチェック
および修正
(2C・A4・中綴じ)
外部からのInDesignデータの入稿を想定し、入稿されたInDesignデータ(特色2色刷りの雑誌誌面)が印刷に適したデータになっているかをチェックし、適切な修正ができるかを採点しました。
  • InDesign入稿データへの対応
  • データチェック機能の理解度
  • 印刷用データに必要な処理
  • 特色データの制作技能
5 星占い表のデータチェック
および修正
(4C・表組みパーツ)
外部からのInDesignデータの入稿を想定し、入稿されたInDesignデータ(4Cの表組み)が印刷に適したデータになっているかをチェックし、適切な修正ができるかを採点しました。また、InDesignの高度な機能を理解し、活用できるか、第三者に適切な指示を提示できるかについて採点しています。
  • InDesign応用機能の習得度
  • 組版の部分自動化への対応
  • 条件に応じて文字差し替えする機能
    (多言語・多種組版)への対応
  • 第三者への説明責任への対応
  • 印刷物データ制作技能

teishutsu

上図は、提出された課題の有効数を問題別にグラフ化したものです。
参加総数214 名に対して、もっとも提出率が高かったのは、問2 の「横組みマニュアルの制作課題」でした。
各社の受注品種の傾向としてもInDesign 案件で組版系が多くを占めていることが想定されます。一方で、問5 の応用機能や問4のデータチェック問題が、他の問に比べて提出率の低い結果となりました。

4. 提出物の傾向(採点者コメント)

課題データのダウンロード開始から提出締切まで約1ヶ月という短い期間の中、約9割の方が期限内に課題を提出されたことは特筆すべきことです。「コンテスト」という形式上、採点により順位をつけたものの、業務上大きな問題となるようなデータ件数は少なく、ハイレベルの争いだったといえます。
採点させていただいた結果、InDesign組版技能・印刷技能に優れている方が半数以上という結果でした。また、上位者の多くは、1〜3点という僅差によるランキングになりました。よって、1位から50位以内の方々のいずれもがトップレベルのオペレーターであると判断しております。

5. オペレータースキルマップ

以下は参加企業の採点結果から見た技能バランスマッピングチャートです。
上図は2015年度に開催した第1回コンテストのマッピングチャート、下図は第2回コンテストのマッピングチャートです。
第1回と比較すると、第2回コンテストはスキルバランスが右上エリアに集中し、よりレベルの高い争いだったことがわかります。

▼ジャグラコンテスト第1回 第1次審査 バランスマッピングチャート

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▼ジャグラコンテスト第2回 第1次審査 バランスマッピングチャート

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