ファイナリストインタビュー

昨年に引き続き、214名の参加者により競われた「ジャグラコンテスト第2回InDesign」。多彩な課題が出題された第1次審査で上位を獲得し、第2次審査受験者に選ばれた10名の“ファイナリスト”。業界が誇る敏腕オペレーターの皆さんに、日頃の業務内容やInDesign使用歴、コンテストの感想を伺いました。
※締切までに回答いただいたファイナリストの方のご意見を紹介しています。

ファイナリスト一覧
お名前(あいうえお順、敬称略) 会社名 支部名
加舎 優美子 株式会社北斗プリント社 京都
清水 雅規 株式会社野毛印刷社 神奈川
清水 利恵 株式会社北斗プリント社 京都
平 彩花 株式会社ウィザップ 新潟
竹腰 加奈子 株式会社ニシキプリント 広島
戸田 大作 日経印刷株式会社 千代田
西野 学 株式会社サンワ 千代田
細田 理恵 株式会社ウィザップ 新潟
渡部 高志 株式会社東北プリント 宮城
渡部 由加 株式会社ニシキプリント 広島

──業務で扱っている制作物の内容を教えてください。

  1. 学会誌、論文、書籍などの頁物:9名
  2. パンフレット、チラシ、ポスターなどの端物:3名
  3. 顧客データチェック:1名
  4. バリアブルデータ作成:1名

頁物制作に携わっている方が多数という結果に。その他、チラシ、ポスター、名刺などの端物制作、データチェック、バリアブルデータ作成など、さまざな業務をこなしている様子がうかがえます。

──DTP歴、InDesign使用歴をそれぞれ教えてください。

DTP歴

  1. ほとんど使用経験なし:0名
  2. 1~5年:2名
  3. 6~10年:0名
  4. 10年以上:7名

InDesign使用歴

  1. ほとんど使用経験なし:1名
  2. 1~5年:5名
  3. 6~10年:0名
  4. 10年以上:3名

DTP歴は10年以上のベテランが7名という結果に。
InDesign使用歴については5年以内の方が6名、うち1名は今回のコンテストをきっかけにはじめてInDesignを使用したという驚きの結果となりました。

──スキルアップに役立つ書籍、勉強のために閲覧しているWebサイトなどがありましたら教えてください。

書籍

  1. InDesignプロフェッショナルの教科書:2名
  2. 神速InDesign:1名
  3. InDesignパーフェクトマスター:1名 他多数

Webサイト

  1. InDesignの勉強部屋:7名
  2. DTP Transit:3名
  3. なんでやねんDTP:2名
  4. I love Type Setting:1名
  5. DTPの勉強部屋

いろいろな参考書籍、Webサイトの名前が挙がりました。中でも人気が集中したのは、有名サイト「InDesignの勉強部屋」です。

──DTPオペレーターとして、普段の制作業務で心掛けていること、特に注意を払っていること、目指しているオペレーター像などがありましたら教えてください。

加舎 「『お客様に誠実に』の言葉を胸に、お客様以上にお客様の目線で、ひとつひとつを丁寧に作業することを心がけています。また、他部署でミスが発生しないよう、作業や校正が円滑にいくよう、安全で正確なデータ作成をするようにも心がけています。DTPオペレーションを専門としているからこそ、商品をよりよくする方法がわかり、よりよい商品を提供できるので、お客様の想像をこえた作業(付加価値を生み出す作業)をしていきたいと考えています。」

清水(雅) 「文字組版出身なので、誤字、脱字、文字組版の美しさを心がけております。」

清水(利) 「論文の組版等では内容まで理解できずに作業していることが多いですが、原稿の不備かもしれない点など気が付けば、お客様にご確認いただけるようマーカー付けをしています。読みやすさを考慮して細かい調整なども心がけています。」

竹腰 「ほかの人がデータをみても編集できるよう、整理されたデータを制作するよう心がけています。まだ無駄な作業が多いので、もっと効率よく綺麗なデータを作れるようになりたいです。」

戸田 「伝統的な日本語組版を意識し、読者の集中を途切れさせないための可読性に重点をおいて組版作業しています。これを効率的で誰が作業しても大丈夫な安全なデータにするよう心がけていますが、効率のために見栄えが犠牲にならないよう注意しています。また、昨年座談会でお会いできた4人の方をリスペクトしています。」

西野 「今はとにかくミスを減らすことを心がけていますが、ゆくゆくは提案できるオペレーターを目指しています。」

細田 「心がけていることは、修正漏れやミスをしないこと。特に注意を払っているのは、日付や曜日などが間違っていないかの確認です。目指しているオペレーター像は、先輩である古山さん(コンテスト第1回優勝、初代InDesignマイスター)です。」

渡部(高) 「クライアントが何を求めているのか、営業説明および原稿類から推察・読み解き、反映させるよう心がけています。注意を払っていることは、恥ずかしい誤植はしないこと(笑)。制作が難しい印刷物でも、“プロの仕事”として当たり前のように淡々と作業をこなせるようなオペレーターを目指しています。」

渡部(由) 「短「時間で正確な作業を心がけています。また修正に対応しやすいデータ、初見の人にも分かりやすいデータを作るように気をつけています。お客様の希望、要望、意図をしっかり汲み取って、求められたもの以上のものを返せるようなオペレーターになりたいです。」

さすがファイナリスト!と言わしめる、非常に志の高い、素晴らしいコメントを皆さんから頂戴しました。

──コンテスト参加のきっかけは?

  1. 会社命令、上司社長のすすめ:7名
  2. 前回参加したコンテストに刺激を受けて:1名
  3. 自分のスキルや足りないところを知りたかった:1名

ほとんどの方が会社命令での参加という結果でした。

──第1次審査課題についての感想をお聞かせください。

加舎 「どのような機能が必要とされているか明確だったことと、勤務時間内に作業時間を多く取れたので、日頃InDesignを使用しない私でも書籍を調べながら作業できました。」

清水(雅) 「全般的に学習することができました。非常に実になったと思います。」

清水(利) 「前回の1次審査に比べ、何を問われているかがわかりやすかったのがよかったと思います。あまり仕事で使っていない機能も勉強する機会になりました。」

竹腰 「小問形式だったので、普段使っていない機能について調べる機会が多く勉強になりました。」

戸田 「結構な作業量がありましたが、問われる範囲が広いことから総合力が試されると感じました。また、普段使用しない機能について勉強する機会となり非常にありがたかったです。」

西野 「マニアック…(笑)」

細田 「さまざまなタイプの問題があり、自分の得意・不得意がよくわかりました。課題指示書に曖昧な点が多く、読み解くのに苦労しました。」

渡部(高) 「コンテスト第1回の1次審査と比べて一気にレベルが上がったので、人によっては得意不得意の差がはっきり出たと思いますが、取り組んでいて面白い課題内容でした。」

渡部(由) 「今回は小問形式だったので、短時間で仕上げることができました。また、問題ごとに印刷仕様、今後の予定や背景(発行頻度、改版やシリーズ化の予定があるなど)が明確に指示されていたので、何に気をつけてデータを作るべきかがハッキリしていてやりやすかったです。」

第1次審査課題に取り組んだことが、普段使用していない機能を勉強するいい機会になったとの感想が多く寄せられました。

──第1次審査課題制作で苦労、工夫したところは?

加舎 「課題2では、版面サイズ設定に悩みました。課題5の★マークをつけることも苦労しました。」

清水(雅) 「普段は文字中心の仕事をしていますので、画像効果等はあまり使っておらず、調べながらやりました。」

清水(利) 「仕事の合間に制作する時間をやりくりするのが大変でした。あと、本をいっぱい調べました。」

竹腰 「コンセプト文をどこまで細かく書くか迷いました。」

戸田 「いきなり作業を開始するのではなく、まずどこに創意工夫の重点を置くか、方向性を決めてから作を開始したことで、データもコンセプト文もスムーズに作成できました。普段であればクライアントに質問して疑問を解決できる箇所も、“本当にこれで合っているか”を疑問に思いながら作業しなければならなかったところに苦労しました。」

西野 「何か他にも間違いが仕掛けられているはずと思って何度も調べました。また、今まで使用したことのない機能を使う課題では、機能を調べるところから始めなければなりませんでした。」

細田 「指示書どおりに作成するとうまくいかず、自分なりに変えたが、それで良かったのか、いまだに疑問です。」

渡部(高) 「通常業務をこなしながら課題を制作することに苦労・工夫しました。まず最初に各課題の仕様書を熟読し、作業時間を予測(1日2~4時間、約10営業日くらい)して締切日までの制作スケジュールを作成。締切日10営業日前までは通常業務をこなしながら各課題の仕様書等を眺め、問題の意図する所を頭の中にたたき込み、コンセプト文を考えながら頭の中にデータ設計図を構築。締切日10営業日前から通常業務終了後に課題制作に取りかかり、一気に効率よく課題制作を行いました。」

渡部(由) 「見本データと比べて、どの程度までの変更が許されるのか?という許容範囲が分からない部分があり、何通りかやり方はあるが、見本に合わせるのならば……という考えで方法を選んだところもあったので、その方針を決定するのに悩む時間が多かったように思います。今回はコンセプト文を書くことになっていたので、なぜその方法を選択したのかということについてコンセプト文を通して伝えることもできたので良かったと思いました。」

──第1次審査の結果(上位入賞、レポート内容)への感想をお聞かせください。

加舎 「採点レポートについては、どの箇所が必須項目になっているかは知ることができたのですが、どの項目ができたのか、できなかったのか、を明記していただきたかったです。明確になれば今後の作業に役立てられると思います。」

清水(雅) 「採点レポートは、一人一人に細かいレビューがあると、なお良いと思います。」

清水(利) 「昨年よりは“できる限りのことはやった”という感覚はありましたが、上位入賞はあまり期待していなかったので驚きました。採点レポートは、細かく項目分けされていて、見るべきところが分かりやすくてありがたいです。」

竹腰 「採点レポートは、合計得点しか出ていないので、自分のデータのどの部分が基準値に足りなかったのか知りたかったです。」

戸田 「手応えもありましたが、正直1位になるとは思っていませんでした。昨年は迷った箇所が裏目になってしまったところもありましたが、今年はいい方に転んだようでよかったです。」

西野 「採点レポートは、点数だけだとよくわからないので、具体的にどういった項目で減点されているのか、知りたかった。大変かもしれませんが、模範解答もしくはポイント解説、出題の意図の解説があると助かります。受験しなかった人にも参考になると思います。」

細田 「上位入賞できるなんて、思ってもいませんでした。採点レポートは分かりにくく、どこを改善したらいいのかが曖昧で、もっとハッキリとしてほしい。」

渡部(高) 「通常業務をこなす上で、少しでも楽に早く正確な印刷物を制作できるよう、30代後半から独学でInDesignを覚えていったので、覚えが早い若い方やレベルの高い環境で仕事をしている方達には到底敵わないと思っていたのですが、まさか、この私が2位になるなんて思いもよりませんでした。ただ、採点レポートの各問題の採点結果を見ると“そんなに良くはないけど、それほど悪くもない”ので、結果合計点が良く、それで2位になれたのだと思います。今回の採点レポートに記載してある採点箇所を、提出した課題データと見比べ、自分が間違えていたところを重点 的に勉強し直したいと思います。
レポート内容に関しては、採点レポートを見ただけでは自分のどこがいけなかったのかが分かりづらいので、“どの採点箇所が何点だったか”が具体的に分かると良いと思います。」

渡部(由) 「上位入賞という結果については、ただただビックリしました。採点レポート内容は、何ができていて、何ができていないのか?というのがわからないと感じました。採点箇所については、前回に比べ明確に書いてあるけど、それができていたかどうか、○×△程度で良いので書いてほしかったです。今後、どの部分について勉強をしていくべきかという指針にできるような内容になっているとすごく嬉しいです。
参加者全体に対して、平均点に対して、弊社オペレーターがどの程度の位置にいるのか?自分の得点がどの程度だったのか?ということについては、チャートなどをみることで把握できたので分かりやすかったように思います。」

採点レポートは、項目ごとの採点結果を明確にして欲しかったとの意見が多数を占めました。今後の改善点として真摯に受け止めたいと思います。

──上位入賞による周囲の反応はいかがでしたか? また、上位入賞によって得したこと、メリットなどがありましたら教えてください。

加舎 「時間をかけて頑張った甲斐があったな、日頃InDesignを使っていないのに凄い、おめでとう、いつもの加舎さんで2次審査頑張ってきて──など、身に余るお言葉や励ましをいただきました。また、弊社から2人進出ということを誇りに思っていただけたようです。いつもと違う環境で作業させていただいたことは緊張も伴いましたが、限られた時間でいかに効率よく作業をこなすかを考える良い経験をさせていただきました。同じ立場の方々やコンテストのスタッフの方々とお話できる貴重な時間もいただけて嬉しかったです。」

清水(雅) 「前回は真ん中位の順位でしたので、驚かれました。お客様に技術力の保証をすることができます。」

清水(利) 「他の部署の人からも、おめでとうと言っていただきました。また、社長にごはんをご馳走していただきました。」

竹腰 「昨年は順位がそこまで高くなかったこともあり、驚かれました。メリットは、懇親会で他社のオペレーターの皆さんとお話しする機会が得られたことです。」

戸田 「各方面から、おめでとうと声を掛けていただいております。期待に応えることができてよかったです。今後、お客様にアピールして弊社の宣伝に活かしたいと思います。」

西野 「表立ってはあまり反応がなく、何人かが個人的にこっそりと凄い凄いと喜んでくれました。営業の方と仕事以外の会話のきっかけとなりました。普段あまり接点のない人が凄く喜んでくれたりして、今後、仕事に役立つ繋がりが得られるきっかけになったかもしれません。また、InDesignの知らなかった機能を知れたり、なんとなく使っていた機能をきちんと理解できたこと、家族の理解が少し得られたことはよかったです。」

細田 「とても喜んでくれました。メリットは今のところ、特にありません。」

渡部(高) 「周りから一目置かれるようになりました。全社会議の場で、社長賞をいただきました。」

渡部(由) 「自分よりも周囲が喜んでくれたように思います。当の本人は“2次審査がある。どうしよう”という心配の方が大きかったです。メリットは今のところ、特にありませんが、今後何かあればいいなぁと思っています。」

ファイナリストになったご褒美やメリットは各社各様かもしれませんが、営業面において、優れたオペレーターがいる印刷会社であるということを、顧客にアピールしていただきたいと思います。

──第2次審査課題(カラー8ページ会社案内、PDFで見本支給あり、制限時間120分)の内容についての感想、ご意見をお聞かせください。

加舎 「とりあえず、手をとめないことに精一杯でした。限られた時間のなかでの作業は、瞬時の判断(瞬発力)が必要とされます。その判断には多くの経験を積むこと、ソフトに常日頃触れることが大事だと改めて感じました。」

清水(雅) 「見本ありきで作るのではなく、文字だけの指示とテキスト、画像から制作するような問題でも良かったと思います。その場合はページ数は少なめで。」

清水(利) 「サンプルとそっくり同じものを作るという課題ではないのかも知れませんが、ついつい見本に引っ張られてしまう性格なので、フォント以外の具体的なサイズ指定などがないことで“どこからどう作り始めればいいのだろう…”と悩んでしまいました。」

竹腰 「分量が自分には多く、時間が足りなかったのが心残りです。」

戸田 「2時間以内に8頁の組版というのは、なかなかタフな内容でした。Illustratorを使用してサイズを測る作業を行いましたが、持ち込み可能なデータの項目にIllstraotrの環境設定がなかったため、作業環境を構築していませんでした。できれば原寸の出力紙を用意していただきたかったです。テキストエディタの持ち込み可は非常によかったです。」

西野 「1次審査とずいぶん問われている力が違ったようにも思います。1次と違って、採点基準がどこにあるのかが良くわからず、どういうところに注力すべきか迷いました。最終的には時間が足りず、とにかく終わらせるのが第一になりましたが。ただ、もしかしたら、早く作るための作業場の工夫や、急いだときにもデータがあまり汚くならないような普段の仕事の仕方が問われていたのかもしれません。個人的には、フレームグリッドをきちんと使って版面も設計する、スタイル設定や検索と置換をうまく使わないと分量的に終わらない、というような課題を想定していたのですが、Illustrator的な使い方で乗り切れてしまう課題で、ちょっと意外でした。」

細田 「時間が足りません…。自分の知識の足りなさを実感しました。」

渡部(高) 「内容としては良かったと思いますが、パーツ作りを含め1ページあたり10~15分で作らなければならず、制限時間120分では作り込むだけで精一杯で、課題テーマである“次回、効率よく制作出来るデータ”にするための“仕掛け”を施す余裕はなかったと思います。(私の制作スピードが至らなかっただけなのですが汗)、それでも、キーボードトラブルがあっても完成させた1位の戸田さんと、完成できなかったと言って周りを油断させていた(笑)2位の西野さんのお二方は正直本当にスゴイ!と思いました。」

渡部(由) 「内容がかなり多いなと感じました。2時間という短い時間の中で、見本データの読み取り、組版、修正や次回以降のことを考えてのデータ作りまで全てを行うのは難しいと思いました。1次審査と同様に、準備されている素材データなどに不備がないか確認もしたため、その分組版の時間が削られるので、2次審査に関しては、準備された素材データは不備がないものとして、組版だけに時間を割けるようにしておいても良いのでは?と思いました。」

2次審査は制作時間が足りなかったという声が多数を占めました。採点レポート内容とともに、今後の改善点として真摯に受け止めたいと思います。

──第2次審査を受験した感想をお聞かせください。

加舎 「いつもとは違う作業環境のなか、受験者が緊張しないように、和やかな雰囲気作りをしてくださったことがありがたかったです。」

清水(雅) 「時間に追われましたが、オペレーターの仕事というのは基本、時間との戦いなので、よかったと思います。」

清水(利) 「2次審査は苦手とする内容で、問題を見て正直“終わった……”と思いました。時間にしては量が多く、やりやすい部分から取り組むなどの冷静な判断もできなかったのが悔やまれます。」

竹腰 「慣れないパソコンと時間制限のなかでの作業は、審査前に想像していたよりはるかに難しかったです。」

戸田 「今年もスピード勝負になると予想していました。昨年2次審査を受験した経験を活かし、ペースを意識しながら冷静に作業できました。」

西野 「2次審査当日はテンションが低く、ぼんやり作業していたら時間がずいぶん経過していました。気づいてからはすべての要素を“置く”だけで精一杯でしたが、日頃から業務でスピードを求められているため、自分にとっては通常の仕事と2次審査内容が余り変わらないものとなり、結果的に有利だったかもしれません。また、普段お会いできない同業者の方々とお話できたことが刺激になりました。」

細田 「いつもとは違う環境で、力が発揮できませんでした。」

渡部(高) 「全国のファイナリストの方々と一緒に受験し、その後、交流会で意見交換ができたことは貴重な経験になり、世の中には凄い方がこれだけいるのかと改めて実感しました。」

渡部(由) 「人に見られながら作業することがあまりないので、試験官の方にずっと見られていることがかなり気になりました。試験前に設定などを変更して、できるだけ普段の環境に近づけたつもりでしたが、なかなかいつも通りというわけにはいかず苦労しました。でも、普段お会いする機会のない他社のオペレーターの方々と話すことができたことはよかったと思います。」

普段とは違う環境で実技試験を受ける難しさ、制作時間の短さを訴える声が多く寄せられました。また、第2次審査を通して他社のオペレーターと交流する機会を持てたことに意義を感じた方が多かったようです。

──次回もコンテストが開催されたら、ズバリ参加したいですか?

  1. 参加したい:8名
  2. 4年に一度ぐらいの開催なら参加したい:1名

4年に一度ぐらいなら…というご意見もありましたが、すべてのファイナリストの方から「参加したい」との嬉しい回答をいただきました。

──今後のコンテストに期待することは?

加舎 「コンテストに参加することでトップオペレーターが増え、印刷業界全体を盛り上げていくコンテストになっていって欲しいです。」

清水(雅) 「参加人数が回を追うごとに多くなればよいと思います。回を追うごとに全員のレベルが上がっていくような問題を期待します。」

清水(利) 「他のアプリケーションでもコンテストをやってみると面白そうですが、採点が大変そうですね…。」

竹腰 「ひとつの出題に対して各オペレーターが工夫している点があると思うので、他の方が提出したデータも見てみたいです。」

戸田 「前回のコンテスト参加で、本来は当たり前である“上には上がいる”ことを改めて意識することができました。それがよい刺激となり、普段から技術向上に取り組んだことが、今年の(優勝という)結果に繋がったと思っています。今後も、より多くのオペレーターが参加し、社外にいるライバルと切磋琢磨できる場になればと思います。」

西野 「今回はInDesignの操作に関してとても勉強になったので、組版知識の向上につながるようなイベントになるといいと思います。」

細田 「課題の審査結果をもっとわかりやすくして、どこを改善したらよりよいものになるかを明確にして欲しいです。」

渡部(高) 「1次審査の合計点数が200点と小さかったため、結果同順位の方が多数出ており、自分がコンテスト参加者のうちどの位置にいるのかが大味でしか把握できなかった感があります。採点は大変だと思いますが、点数がばらけるよう合計点数を大きく設定して欲しいと思いました。」

渡部(由) 「年に一度、課題をこなすためとはいえ、各自で勉強するよいきっかけになっているように思うので、今後も継続して欲しいです。また、今後の勉強に繋げられるようなかたちで審査結果を出してくれると、よりスキルアップに繋げていけるのではないかと思います。」

──質問は以上です。ファイナリストの皆様、アンケートへのご協力ありがとうございました。